概要
沖縄ではジーマーミ豆腐の原材料として使われている落花生ですが、ピーナッツの事です。『落花生=ピーナッツ』とならない人がいますので、念のため・・・お酒のお供にミックスナッツって方も多くいると思いますが、家庭菜園で育てたとれたてを塩ゆでしたものを食べてみてください。 市販されているピーナッツとは全く違う食感でほのかな塩味に引き出される甘味がとてもおいしいです。自分で育てないと味わえないので、チャレンジしてみてください。
また、草丈が低く、マメ科の窒素固定能力もあるので、コンパニオンプランツとしての活躍できます。私はナスやピーマンなどの間に植え付けてマルチ替わりのカバープランツとしています。
プランターでももちろん栽培できると思いますが、やったことはないです。やるなら、直径80cm以上の丸型で30cm以上の深さのあるものを選びましょう。直径80cmのプランターを準備するのが、難儀で私はやったことがないです。
科目
マメ科 ラッカセイ属
最適ph : 5.4~6.7
酸性の強めの土壌がいいようです。ph7.5でも育ちますが、収量が多かったことはなかったです。酸度調整をした方がいいと思います。
スケジュール
植え付け
春に種、または苗から植え付けします。株数が多いなら種から、株数が少ないなら苗から植え付ける方がコストが安く済みます。
落花生の土づくりはよく耕して、柔らかくすることです。のちのち花が咲くと花の所から下に伸びていき(子房柄)、地中に埋まって実がなります。そのため、土が柔らかいことは重要です。マメ科という事もあり根粒菌で窒素固定しますので、肥料は少な目で大丈夫です。私はほかの野菜との間に植え付けするので、肥料が入っている状態なので、植え付け時期を1,2週間遅くして植え付けています。
株間は80cmで一条植えにします。
あと、日当たりがいいのを好むので、カバープランツとして植える場合は、周りの野菜の株間を気持ち離してあげてください。
育成
中耕・土寄せ
育成は、中耕と土寄せが主になります。先にも記載しましたが、花からつる(子房柄)が下に伸びていき、地中に入って実がなります。できれば、花が咲き始めたら中耕して、花が多く咲いたら土寄せします。一度鍬で土寄せしたら、引っこ抜いでしまったことがあるので、スコップが小さなスキのようなものでやりましょう。
乾燥には強いので、水やりはほどほどでOK!病気も、害虫も特にないですが、たまに地中の実を食われる事があります。
盛り土
中耕の後に、株の真ん中に土をかけます。これは、土の重みで枝を下げさせて、子房病が短く済むようにするためです。また、土の固着が起こる前に子房柄が土に入れるようにするためでもあります。土のかけすぎには注意しましょう。
花
落花生の花は黄色いちいさなかわいい花が咲きます。
落花生の名前の通り、花が咲いたあとつるが伸びて(子房柄)地中に潜って、実を付けます。
収穫
下の方の葉が黄色くなり始めたら、収穫時期です。
少し掘りだして、殻が筋状に凸凹していたら、収穫しましょう。
土から掘り出したら、裏返して、日光に当てましょう。
長期保管する場合は、1週間程度裏返したまま天日干しにして、殻つきのまま半日陰で保管します。ネットに入れて、軒下につるすのが使うときも楽だと思います。必要な分だけ取り出し、洗って使いましょう。
私は塩ゆでしたものが好きなので、半日程度置いたら、洗って塩ゆでします。
片付け
特になしですね。
葉っぱは鋤き込んでも大丈夫なので、収穫したときに葉っぱを切って畑に置いています。
失敗談
① ゴーヤーやナーベラーの株本に植えたので、光があたらず、全然成長しなかった。
➁ ナスやピーマンのカバープランツとして植えたのはいいが、日陰になりすぎて、あまり実がならなかった。カビも出たことがある。土寄せがしにくかった。
③ 意外に一株が大きくなるので(直径80cmくらい)、密植えになったことがある。