概要
大葉は青しそとも呼ばれる野菜です。中国からヒマラヤが原産です。薬味としての利用が主だと思います。ハサミ揚げやそうめんの薬味、サラダに少量入れて香付けなどなど、工夫次第でいろいろ使えます。
日当たりを好むのですが、日に当たると葉の緑が濃くなり固くなるので、半日陰で育てるか、早めに収穫してしましょう。
連作障害もなく、暑さに強いので、初心者でも育てやすい野菜です。プランターでも十分育ちます。
科目
シソ科 シソ属
最適ph : 6.0~6.5
酸性土壌がいいようです。私の庭のph7.5地点付近でも十分育ちました。
スケジュール
植え付け
春に種、または苗から植え付けします。株数が多いなら種から、株数が少ないなら苗から植え付ける方がコストが安く済みます。
葉が茂ると病気になることがあるので、株間は40cm程度とりましょう。
植え付け2週間前に有機肥料や油かすを全面施肥して良く混ぜておきます。
あと、日当たりがいいのを好むのですが、日当たりが良すぎると食感が固くなるので、半日陰に植えましょう。
育成
暑さに強く、病害虫も少ないので、とても育てやすいです。追肥は有機肥料なら月1回程度で大丈夫。アブラムシ類やハダニ類の食害があるのですが、経験上それほど気にする必要もない程度です。カタツムリは食害してくるので、見つけ次第捕殺します。
摘心
株がある程度大きくなったら摘心しましょう。目安は30cmくらいです。摘心することで、株を小さく保ち、長期間収穫できるようになります。摘心するとわき芽が伸びてきますので、葉の収量が増えます。
台風の被害を抑えるためにも株高は低く、円錐型を目指して摘心するといいと思います。
但し、あまりわき芽が多いと風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなるので、適宜わき芽を切りましょう。
花
おおばの花は小さく白いちいさな花が鈴なりに咲きます。
大きさは3mmくらいでしょうか。
種を収穫する場合は、網目の細かいネットをかぶせて完全に枯れるまで放置します。種も小さく、落ちやすいので、ネットまたは紙袋は必須です。
発芽率は50%~60%くらいと種袋に書いてあるのを見ましたが、実際はもっと低いように思います。
収穫
収穫は適宜行ってください。
葉を食べるため、株が小さいころから食べられますが、あまりちいさなうちから収穫してしまうと育成が悪くなるので、株が20cm以上または、摘心を行ってから収穫し始めた方が良いでしょう。
株が小さくても1、2枚程度なら大丈夫です。みじん切りにして、そうめんの薬味にしてもおいしいです。
片付け
特になしですね。
葉っぱは鋤き込んでも大丈夫です。
失敗談
① 摘心が遅くて株が大きくなり、台風で倒れて枯れた。
➁ 暑さに強いので、油断していたら、水切れで枯れた。
③ 生育に消費が追い付かず、大半を無駄にした。