ほうれん草の育て方

ほうれん草
ほうれん草
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概要

ほうれん草
ほうれん草

ほうれん草は炒めものや汁物など利用の幅が広く栄養価も高いため、家庭菜園ではよく育てられる野菜です。

ほうれん草はイランが原産地で品種改良も進んでおり、いろいろなタイプがありますので、いろいろ栽培してみて比較するのを楽しんでみるのもいいかと思います。

ほうれん草は野菜にめずらしく珍しく酸性を嫌い、ほぼ中性からアルカリ性の土壌を好みます。土作りに癖があるので注意も必要です。酸性土壌でも芽が出ますが、根が伸びていくと枯れてしまいます。

プランターでもよく栽培されているので、普通に栽培できます。野菜用培養土を使うのであれば、念のため、一掴み程度、苦土石灰も混ぜておきましょう。

科目

アカサ科 ホウレンソウ属

土壌ph

最適ph : 6.6~7.5

酸性の土壌を嫌い、中性、弱アルカリ性を好みます。どちらかというとアルカリ性の方を好みます。面白い資料があったので添付しておきます。

引用:平成25年 宝くじ社会貢献広報事業 環境にやさしく美味しい農産物 ホウレンソウ 
企画・編集・発行:一般財団法人 日本土壌協会

スケジュール

植え付け

ほうれん草はアルカリ性土壌を好むので、苦土石灰をきちんと撒いて酸度調整をします。酸性土壌ならなるべく中性に近づくように土づくりしましょう。

植え付けは水はけのよくない畑なら10cm程度の畝高にし、水はけに問題なければ平植えします。判断に困れば、畝を作ってください。

苗が売られていたら苗の方がいいと思います。発芽で問題が起きる場合があります。

種はすじ植えにします。通常すじ植えは1cm幅のすじを作りますが、ほうれん草は10cm程度の撒き溝を作ってそこに3~5cm間隔になるように種まきします。これは、最終的に株間が8~10cmにする際に間引きしやすいようにするためです。

通常のすじ植えで1cm幅の植え溝で1cm間隔の植え付けでもできますが、密にならないように注意しましょう。

特に問題なければ、3~5日で芽が出ます。

発芽2日目のほうれん草

10月18日に種まきし、10月24日(6日目)発芽を確認しました。おそらく、1、2日早く芽を出していたと思います。

このときの発芽率は5%くらい。

ほうれん草の種の芽だし

ほうれん草の種は15~20℃が発芽最適気温になります。沖縄でこの気温になるのは12月頃からで栽培期間とて9月頃から開始できますが、発芽がうまくいかないことがあります。もちろん20℃以上でも発芽しますが発芽率が落ちてしまいます。そうすると、種まきの時にきちんと間隔を保って撒いたのに、まばらになってしまいます。そこで、ほうれん草の種の芽出しを行います。

hourensou
ほうれん草の芽出し準備 10/18

① 購入した種を半日~1日水に漬けます。その間水替えを2回以上行ってください。(発芽を阻害する休眠物質を洗い流します。)

種の外皮が固いものは2日ほどつけておきます。その間朝夜それぞれ水替えします。(以前薬剤コートされているものは短い時間でも大丈夫でした)

種によってだいぶ違いがあるので、模索が必要です。

ほうれん草芽出し-準備2 10/19

➁ 水から取り出した種を水で濡らしたキッチンペーパーや新聞紙、布などで包み冷蔵庫に入れ2、3日待ちます。(高温はほうれん草の種を2次休眠させていることがあるので、一度温度を下げてあげることで芽出しを促します。)

ほうれん草芽出し
ほうれん草芽出し-準備3 11/5

③ 2、3日後冷蔵庫から取り出し、発根を確認出来たら植え付けします。発根していない場合はさらに1、2日冷蔵庫に入れておきます。

(写真は18日後のものです。最初に根が出たのを確認したのが12日後でした。)

種によってもだいぶ違いがあるようなので、諦めないで待っていてください。あと、種の外皮が方そうなら、一部分をカッターナイフで切ったあと水につけ、冷蔵庫に入れると発芽が早くなると思います。

ただ、種の袋に書いてある発芽保証期間はちゃんと確認してくださいね。

失敗

ほうれん草の種植え
ほうれん草の種植え
9月27日種植え 10月7日撮影

写真はポットに植え付けしていますが、植え付けから10日経っても芽が出ていません。

掘って種を確認いすると特に変化もない状態でした。気温が高いのが原因か種が古かったからかと思います。

育成

間引き

間引きは、本葉が2、3枚のころには終わらせるようにします。子葉が出た段階で3cm間隔になるように間引きします。この時は種植えの時に密になってしまったところを間引きします。その後本葉が2、3枚になったときに5~8cmくらいになるように間引きします。

収穫方法をちぎりながら行うのであれば、株間は10~15cmくらいにしましょう。。

間引き後-追肥

間引き後は特に作業はないです。栽培期間はおよそ50日程度ですので、その間1回追肥を行います。ただ、収穫の仕方によってはもっと栽培期間が長くなるので、目安は月一回程度と考えてください。

収穫

ほうれん草
ほうれん草

ほうれん草は植え付けからおよそ50日で収穫時期に来ます。

そのまま根から掘り出すのが一般的でスーパーでも見かける形ですが、家庭菜園なら、他の葉野菜と同じく、外側からちぎって収穫することで、長期間収穫し続けられます。とう立ちするまで収穫できます。

見たことないです

片付け

根が残るようなら、取り除きましょう。

失敗談

① 種を植えても芽が出なかった。(芽出し作業を知らなかった)

➁ 10月の初めに種植えしたら、台風が来て流されてしまい。そのへん一帯で芽が出てどうしようか迷った。

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