ナーベラー(へちま)の育て方

ナーベラー
ナーベラー
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概要

ナーベラー
ナーベラー

内地ではあまり食べられないナーベラー(へちま)ですが、うちなんちゅにはお馴染みの食材。ゴーヤーと双璧をなす、沖縄の夏の代表野菜ですよね。ゴーヤーと比べると 一つ一つが大きいためか本数が少なめ 、安定して収穫でき、収穫し始めは少し遅め。

私はナーベラーの味噌煮が好きです。

科目

ウリ科 ヘチマ属

土壌ph

最適ph : 6.0~7.0

ph7.2でも一応育ちます。

スケジュール

ナーベラーの栽培スケジュール

基本春植えで、梅雨明けしてから少しずつ収穫できると思います。種植えは数回しかやったことがないので、スケジュールは苗(ポット)の植え付けから逆算しています。台風との兼ね合いがあるので、出来る限り植え付けは早くしましょう。その際は忘れずに防寒、防風対策をしてください。梅雨明けから花が多く咲き始め、実をつけます。ゴーヤーと同じく盛夏のころに実付きが悪くなります。

植え付け

ナーベラーの植え付け
ナーベラーの植え付け

苗はできる限り、接木苗を選びましょう。連作障害対策、病気対策、収量アップになります。

台風対策の一環でなるべく早く植え付けして、収穫も早めにするために、何度か2月の初旬に苗を植えて防寒対策として風よけのカバーをして育成したことがあります。出来るならやったほうがいいと思います。

肥料はゴーヤーと同じく堆肥を壺施肥して、大粒の油かすも入れてあげましょう。長期間の栽培になるので、肥料、追肥は多めにします。

株間は1.5m~2mくらい明けて植えます。特にゴーヤーなどのウリ科の野菜の場合は注意が必要です。あまり干渉しあわないマメ科、イモ科のものなら1mくらいでも大丈夫です。

育成

ゴーヤーと同じく、水やりして

あとは台風が来ない事を天に祈るだけ。

ゴーヤーと比べて、わき目の出方が少ないので、私は主つるを切るのはネットに届いて、わき目が3つくらい出た後に切ります。

いろいろな本には何節目で切るとか書いてありますが、管理上出来ませんでした。

あまり害虫らしい害虫はみませんが、梅雨時期にカビが生えることがあるので、カビを確認したら、木酢酸をかけてやるか、いっそ葉を切り落としてください。切った葉はごみに出しましょう。周りに投げ捨てないようにしてください。 葉を切り落としても、つるの先が無事なら、全く問題なく生育します。それよりカビや病気の蔓延のほうが、生育を阻害します。あと、育成期間が長くなると最初に出した葉っぱが枯れてきます。それも、日当たりの阻害、カビ、病気の発生源になるので、取り除きましょう。

追肥は2週間に1回程度株から50cm離して撒きます。

収穫

収穫は植え付けした品種によって大きさがかなり異なります。短太種なら25~30cmくらいで収穫します。長形種はかなり長くなるものもあり一概に言えませんが、私が見た中で一番長いのは150cmくらいありました。

片付け

収穫し終わった残さいは、そのまま鋤き込んでしまうか、天日干しして敷き草の代わりに使えます。

失敗談

① 3月初旬に植え付けをしたときに、風除けをしていなかったため、強風で萎れて枯れてしまった。

➁ 葉っぱはいっぱい出るのだけれど、花が咲かず、実を付けない年があった。原因は不明。日照不足による過繁茂か、リン酸不足による花の育成不順、連作障害の影響などなど

③ 根にアリが住み着き、根を食われて収穫時期に枯れてしまった。

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