概要
沖縄ではうりずんまめとも呼ばれています。一般的には若莢を食べます。てんぷらや炒め物、味噌汁などに使われ、ある書籍には根も食べられるとありました。
2年草と書かれている書籍が多いのですが、うちの庭には4年目の株があり、条件次第では複数年生きられそうです。
私はここ数年栽培をしているのですが、おススメです。収量もそこそこあり、家族3人なら2株で十分足ります。
虫食いもほぼなく、病気もなったことがありませんし、収穫できなかったこともないので、グリーンカーテンでゴーヤーに飽きた方は、新たな種類として植えるのもいいと思います。その際は目の細かいネットがおすすめです。ゴーヤーやナーベラーと比べて葉が小さいのとわき目の出方が少ないので、ネットの目が大きいとスカスカのグリーンカーテンになってしまいます。
科目
マメ科 シカクマメ属
土壌ph
最適ph : 6.0~6.5
私の経験から、ph7.5の土壌でも、育ちます。コンクリートのそばに植えても収穫できますので、大丈夫です。酸性の方が収量が多くなるかもしれません。
スケジュール
3月初旬からポット種まきをして苗を作るか、苗を購入しましょう。沖縄のホームセンターではあまり見かけないので、種が一般的かと思います。温かくなり始めたら植え付け時期で、そこからは特に何もすることはないです。密集しすぎていたら少しわき目を除去する程度です。マメ科とあってあまり害虫、病気が見られないので安心して育てられます。
複数年生きるので、栽培期間も複数年になります。
植え付け
基本は種から育てる形になると思います。発芽率がよく、庭でポットに植えたときは、発芽率100%でした。たまたまだとは思いますが、発芽率はよいです。3月初旬中旬くらいに一つのポットに3つ種を植えて、植え付け前に一番大きいものを残して間引きしましょう。
自分の経験ですが、耕しもせず、肥料も与えていない場所に気まぐれで植えても育ちました。非常に強い野菜だと思います。実が付き始めてから、肥料上げましたけど・・・
育成
一番最初に育てたときは、特に何もぜずに収穫できました。二年目以降は収穫量が見込めるのが分かったので、追肥と密集している所のわき芽とりをしました。ただ、主だった病害虫もなく、水切れも強い野菜なので、注意すべき点は、盛夏の時期の水やりくらいでしょうか?(私はそれくらいです。)
花
しかくまめの花は薄い青紫色でランの花の形にていると思います。花は2、3日で萎れます。なかなか見る機会はないかもしれませんね。
収穫
若莢を収穫するのですが、オクラに似てる部分として、成長が早めです。1週間で一気に大きくなるので、そこそこのサイズになったら収穫しましょう。私は10cmから15cmを目途に収穫します。
写真は大きくなりすぎたもので、大きくなると緑が濃くなり、外側が固くなり、筋張ってきて、食感が固くてだいぶ悪くなります。
日差しが強くなり気温が上がる6月後半から9月末くらいまで収穫できない期間があります。気温のせいか日照時間のせいかわかりませんが、花が咲かなくなります。少し涼しくなるとまた花が咲き実を付けます。
マメ科なので、大豆(えだまめ)のように完熟した状態で収穫して、煮物に使ったりすることも可能です。見た目はダイズよりも一回り大きい感じで、まだ食べたことないのでわかりません。(今年食べる予定)
片付け
特に病害虫のないので、庭に鋤き込んで大丈夫です。
失敗談
① 2月、3月くらいに草取りしたとき、誤って芽を切ってしまった。
➁ 収穫時期を逃して大きく、固くなってしまい食べられなくなってしまった。
③ 豆が食べられると知らなかったので、大きくなったものをとって捨てていた。