概要

そらまめは原産地や祖先がわかっていない野菜で南アフリカや東南アジアではないかと言われています。日本では江戸時代から栽培されているようです。
マメ科とあって、植物性蛋白質を多く含み、食物繊維や葉酸などの栄養素も豊富です。
連作障害があるため、3、4年は同じところで栽培しないようにしましょう。
早生種:比較的小粒で莢に入っている粒の数が多い
晩生種:比較的粒が大きく莢に入っている粒は3~4粒くらい。
科目
マメ科 ソラマメ属
最適ph : 6.5-7.0
弱酸性~中性がいいようです、アルカリ性はあまり良くない感じです。私の畑では、あまりうまく育ったことがないです。
スケジュール

植え付け



そらまめのたねはおはぐろと呼ばれる黒い筋状の部分を下にして浅く植え付けします。種の上部が少し土から出ている程度です。
ポットに植え付けする場合は、1ポット1粒か2粒です。風の当たらない所で保管し、育成の良いものから植え付けしていきます。
畑に直に撒くのであれば、1か所あたり3粒植え付け、間引きします。
植え付け2週間前には、有機肥料を全面施肥し、よく混ぜておきます。
ソラマメの主な害虫はアブラムシになるので、アブラムシ対策としてマルチはシルバーマルチをかけておきます。シルバーマルチは光を反射するため、アブラムシが葉の両面に隠れることが出来ず忌避するため、防虫効果があります。
畝幅が75~80cmなら2条撒きで条間40cm、株間40cmになるように植え付けていきます。
畝幅35~40cmくらいなら1条撒きで株間40cmです。
植え付けが9月27日で発芽が10月7日なので10日ほど発芽にかかりました。途中乾燥していた時もあったので、その為数日開花が遅かったように思います。
どこからどのように芽が出ているか観察するのも面白いと思います。

株長が10cmを超えてきたので、そろそろ植え付け。
種8個のうち2つは芽が出ず。
育成
気温が15~20℃が生育気温になります。気温が高いと育成がとまってしまうので、植え付けのタイミングは気温を見てから行いましょう。苗が小さいころには耐寒性があるため、寒さはさほど気にしなくても大丈夫です。種植えが浅いため、植え付け初期段階に倒れてしまうことがあるので、一度目のの土寄せは株高10cmくらいの時に株を支えるようにします。
第2回追肥・土寄せ
1月に土寄せと追肥を行います。この時期は、気温が15~20℃と育成気温になるため側枝が良く伸びる時期です。
整枝と土寄せと追肥
2月下旬、3月上旬に、整枝と土寄せ、追肥を行います。整枝では、側枝の数を6本~8本程度にして、側枝が絡まないように広がるように土寄せします。追肥は株の周りにまんべんなく撒いておきましょう。
花
そらまめの花は薄い紫色をした可愛らしい花です。
収穫
収穫は上を向いていた莢が下に下がってきたら収穫どきです。ソラマメは収穫して時間がたつと、味も食感も悪くなっていってしまうので、収穫したら早めに食べましょう。
片付け
アブラムシが付いていることがあるので、ついているようなら、燃えるゴミに出しましょう。特に害虫が見当たらないようなら、そのまま鋤き込んでも大丈夫です。
失敗談
① 整枝のあと、枯れてしまった。原因としては、整枝直後の切り口から雑菌が入ってしまった。または根が傷ついてしまった。
➁ マメ科なのに連作障害があると思わず、前年と同じところに植え付けてしまい、ほとんど生育しなかった。
③ アブラムシが大量発生し、食害がひどく出た。