概要
エンサイは東南アジア原産の野菜でサツマイモ属に属する野菜なのでツルがどんどん伸びていき、節から根が出て株が巨大化していきます。
耐高温性、耐乾性があるが、耐乾性はなく、10℃を下回ると枯れていきます。10℃を下回らない国だと多年草として栽培可能ですが、沖縄で多年草としてさいばいするのは微妙な感じです。
連作障害もないため、狭い庭での作付けも悩まずできます。
空心菜とも呼ばれ、漢字の通り、茎の中が空洞になっています。主に炒め物に使われることが多く、シャキシャキとした歯ごたえが特徴で、栄養価も高く、夏の野菜が少ない時期に重宝します。
科目
ヒルガオ科 サツマイモ属
土壌ph
最適ph : 6.0~6.5
私の庭のph7.5の土でも育ちます。
スケジュール
エンサイは東南アジア原産の野菜なので、高温多湿を好みます。。発芽温度は25~30℃で春植えの場合は4月初旬くらいから植え始めるといいと思います。栽培適温は25~35℃なので、熱い夏も十分乗り切ってくれます。
気温が10℃を下回ると生育が止まり、枯れていきますので、その少し前11月ごろ栽培を終わらせる作柄になります。
エンサイも長期間収穫できるのが特徴で、長期収穫するためにも定期的な追肥が必要です。
植え付け
最低気温が20℃以上になり、本葉が5枚以上になったら苗を植え付けます。
植え付け前の基肥となる有機肥料は油かすなどの長期にゆっくり聞くものを植え付け2週間前に30cmほど掘ってつぼ施肥してください。
株間は30cm以上です。
主枝や側枝を長めに残しながら収穫して各節から根を出させて大きな株にして育てる場合は全面施肥で株間も広めにします。
育成
耐高温性、耐乾性があるのですが、盛夏の時期は毎日水やりしましょう。沖縄ではホオズキヘリカメムシが害虫として上げられ、見つけ次第捕殺していきましょう。ナス科の野菜よりも吸汁されます。またハダニも考えられるので、定期的に木酢液を散布しましょう。
また最低でも月1回の追肥をしましょう。葉が固くなってきたら、追肥のサインなので、その際は1回多く追肥してあげてください。
摘心
エンサイは主枝が30~50cmを超えたら、5、6節を残して摘心します。およそ2か月後くらいでした。
摘心することで、わき芽が出てきて多く収穫できます。
株分け
エンサイは株分けすることができます。こればサツマイモ属の特徴の一つですが、切り取った枝を水に漬けておくことで発根します。発根を確認したら植え付けできます。
写真を見てもらうとわかるのですが、水につかっていたところから根が出ています。
発根を待たずに、切ってすぐ植え付けてもできるのですが、水切れを起こす可能性もあるので、発根を確認してからやった方がいいと思います。
一株買って、株分けで増やしていくといっぱい収穫できますよ。
花
ヒルガオ科なので、朝顔にも似た花の形をしています。色は白で実際に見るとはかなさを感じます。花が薄いためか、若干反対側が透けてみえます。
収穫
わき芽が伸びてきたら、込み合っているところから、わき芽の一、二節を残して切り取りましょう。そうすると、わき芽のわき芽が伸びてきます。孫わき芽、ひ孫わき芽も同様に一、二節を残し切り取ります。あまり長く伸びさせると茎が太くなり、食感が落ちますので、一、二節目から20cm~30cmを目途に収穫しましょう
片付け
収穫し終わった残さいは、鋤き込んでも大丈夫です。
失敗談
① 特になし