概要
沖縄の夏野菜の一つでスーパーには年中ありますが、旬は初夏~初秋にかけて、基本ずっと収穫できます。盛夏にころは、少し生育が落ちますが、ほどほどに水やりしてあげれば枯れることはないと思います。(私はなかった)また、連作障害が起こりにくい種類なので、輪作の一つとしてナス科やウリ科の後に育ててあげることが出来ます。失敗の少ない野菜なので、初めて家庭菜園をするならおススメの野菜です。プランター栽培なら、丸型の深さ30cm以上あるものがいいです。
科目
アオイ科 トロロアオイ属
土壌ph
最適ph : 6.0~6.5
私の経験から、ph7.5の土壌でも、育ちます。収量の変化はあるかもしれません。
スケジュール
基本春植えで、梅雨明けが近くなるころから少しずつ収穫できると思います。種植えは数回しかやったことがないので、スケジュールは苗の植え付けから逆算しています。強い野菜なので、多少植え付け時期が過ぎてもいけます。一番遅かった植え付けは4月の終わりごろでしたが、普通に育ちました。でも収穫できる期間が短くなるので、遅くならない方がいいですよ。収穫は梅雨時期から始まって秋口まで収穫できます。7月終わり、8月初旬に切り戻しするか、台風対策で切り戻しすると、一時収穫できなくなりますが、育成が進めばまた秋の終わりの10月末くらいまで収穫できます。
植え付け
基本春植えです。ホームセンターではかなり長期間販売されているので、他のタイミングでも植え付けできるとは思いますが、収穫量を考えると春植えをおすすめします。何度か2月の初旬に苗を植えて風よけのカバーをして育成したことがありますが、そんなに良かったイメージがないです。それよりは、気温が20度を超えて温かくなってから植え付けしてた方が、手間も少なくいいと思います。あと、苗がちいさい時は風の強い時には折れてしまうので注意が必要です。気温とともに風も穏やかになっていくのですが、春一番のような風の強い日が予想されるなら支柱で支えてあげましょう。基本は支柱はなくでも大丈夫です。
植え付けの1、2週間前に、基肥となる有機肥料や化成肥料を鋤き込んでおきましょう。
育成
基本強い野菜なので、病気になりにくいです。カビや害虫の類いも特になかったです。日々の作業では花が咲いて実をつけると一番下の実の1節下の葉を残し、それよりも下の方の葉を切り落とす作業があります。これは、実に栄養を行かせるために不必要な葉を切るのです。経験上、一応そのままでも育ちますが、実付きが悪くなります。
2週間に1回か月1回程度追肥をしてあげてください。
収穫しながら、育成が進むと1m50cm以上にもなります。そのころになると、実付きがだんたん悪くなってくるので、下から別の枝が出ているのが見られたら、切り戻ししましょう。または7月終わり、8月初旬の盛夏の始まりか、台風が来ると倒れてしまうことがあるので、その前に切り戻しするのもアリです。そこそこの大きさなら台風で折れてしまうことはなかったですが、庭が建物に囲まれているので、そのおかげで倒れないだけかもしれませんので、台風対策に支柱で支えてあげることも考えておかないといけません
花
オクラの花は中心が赤紫で全体には白い花で大きさは5cmくらいです。わたしは野菜の花の中ではきれいなほうだと思います。
収穫
収穫は10cmくらいを目途に収穫しましょう。スーパーで売られているサイズを基準にすればわかりやすいと思います。オクラの実の成長は非常に早く、1日、2日で5cmも伸びることがあります。私は少し小さくても収穫してしまうのが、家庭菜園のコツと思っています。大きくなると筋ばって固くなります。でも食べられますよ。固いけど・・・
種の採取は簡単なので、2年目からは種でも大丈夫です。はじめはやってましたが、めんどくさくなって最近はやってないです。植えたいときにホームセンターで買ってしまいます。1苗50円くらいですから・・・
片付け
収穫し終わった残さいは、そのまま鋤き込んでしまいましょう。かなり太くなるのですが、意外と分解されます。
失敗談
① 2月初旬に植え付けをしたときに、風除けをしていなかったため、根本から折れました。
➁ 剪定がめんどくさかったので、そのままにしておいたら、実付きが悪く収量が落ちました。
③ 日曜日に手入れをして、1週間放置したら、いくつもの実が20cmを超え、固くなって切り落として捨てました。もったいなかった。そういうのが何度もあり、もったいなくて、一度食べたら固かった。おいしくはない。