島らっきょうの育て方

島らっきょう
島らっきょう
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概要

島らっきょう
島らっきょう

島らっきょうは昔か沖縄で栽培されており、なじみの深い野菜です。現在では本州の方でも島らっきょうの天ぷらを提供する飲食店も出てきており、認知度もそこそこ高くなってきています。

独特な香りとシャキシャキした食感はお酒のつまみにも抜群です。

植え付け準備と初期段階を乗り越えれば、ほぼ失敗しないので、初心者の方にもおすすめです。

プランター栽培でもできますが、軟白栽培をするので、深めのプランターを準備しましょう。

科目

ヒガンバナ科 ネギ属

島らっきょうや玉ねぎなどは、現在ヒガンバナ科に分類されています。

ネギ属は過去分類の仕方によって

ユリ科  →  ネギ科  →  ヒガンバナ科

と変遷されてきました。これは時代とともに分類方法が見直され、新しい分け方によって変わってしまったためです。

今後も変わっていくかもしれませんね。

土壌ph

最適土壌ph : 6.0~6.5

  ph7.5の土壌でも一応育ちます。大粒、多収、とはいきませんが、個人で楽しむ分には十分栽培できます。

スケジュール

植え付け

島らっきょうは軟白栽培のため、地中に10cm~15cmくらい隠れるように深さ、土寄せを考えて植え付けします。畝を高くできるのであれば、水はけも考えて、5cmくらいの深さにして、土寄せを何回かすることで10cm分土寄せし、軟白部を15cmできるように土をかけていきます。

あまり土寄せできないのであれば、深く耕して、腐葉土を混ぜて水はけを良くした上で、最大10cmの深さを上限に植え付けして、土寄せしていきましょう。

施肥

植え付け前の肥料は植え付けする深さよりも10cmくらい深く掘り起こして肥料を入れて混ぜておきます。肥料はミックス堆肥を入れました。あと油かすの大粒のものを入れます。

栽培期間がながいので、長期間肥料がきくようにしておきます。

以外に吸肥力が強く肥料が必要なので、最初の施肥はきっちりやったほうがいいです。

植え付け

植え付けは5cm間隔で植えつけていきます。ほかの野菜と比べるとだいぶ間隔が狭いので、大丈夫かちょっと不安になるのですが、大丈夫です。

植え付け底部が地面から5cm下になるようにしましょう。深すぎると失敗します。

植え付け後に5cm分土寄せしましょう。

島らっきょうは水はけはいい土を好むので、肥料を入れるときに粘土質の層があるようなら、取り除いて水はけのいい土に入れ替えておきましょう。沖縄は粘土質の土質が多いので、注意しましょう。栽培途中で腐ってしまうかもしれません。

2020年栽培は大失敗しました。ちょうど上の写真のように、植え付けが深くなりすぎてしまい、水はけが悪く、枯れてしまいました。私の庭は水はけが悪いうえ、花壇のようになっていたので、あとから土寄せがしにくいため、深く植えつけてしまいました。 本末転倒ですね!!気づいたときにはどうしようもなかったです。

育成

育成は、土寄せと追肥になります。軟白栽培をするために土寄せをするのですが、その際に一緒に追肥も行います。土寄せに回数はおよそ3回程度ですが、こまめにできるのであればそのほうがいいかと思います。

土寄せ時の追肥以外特にやることはないので、栽培自体は簡単です。冬場は雨が意外に少なくなるので、雨がなければ週1回程度の水やりをしましょう。浅く植え付けした場合は、週2回程度です。ただ5cmくらい掘って土が湿っているなら水やりはしなくていいです。

収穫

収穫は4月から5月が主になります。よく茂っているものから食べる分だけ収穫していきます。実が大きくなっているか収穫してみないとわからないので、時期が来たら試しに抜いてみてください。

梅雨時期を迎えると腐ってしまうことがあるので、梅雨時期を迎えたら収穫してしまいましょう。

片付け

特になしです。緑色になった葉っぱの部分は鋤き込んでしまいましょう。

ネギ属なので、マルチ代わりして虫の忌避作用に期待してもいいかと思います。

失敗談

① 栽培初期に水やりをしすぎて腐ってしまった。

➁ プランター栽培で梅雨時期にそのまま栽培していたら、いつの間にか枯れていた。

③ 肥料を入れずに栽培したら、あまり育成がよくなかった。

④ 2020年栽培で、軟白栽培を優先しすぎて、深く植えすぎて、水はけが悪くなってしまった。

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